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紀帆の部屋


[16] beautiful world
詩人:紀帆 [投票][得票][編集]



いつまでも同じ場所にいられないこと
気付いたのは

わたしだけが歳をとり
思い出す貴方に幼さを感じたから

忘れなくていいと言われても
5回目の冬くらいから夢にすら見なくなった
忘れてくれと言われても
今更何をどうしてそんなことが出来るだろう


置いてきぼりにしないでと
泣きながら縋ったけど

わたしは生きてる限り貴方を遠ざける
貴方は止まったままなのに
もう待ってあげられない

貴方は止まったまま
わたしだけが進む世界

貴方が好きだと言った世界

2011/07/18 (Mon)

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