詩人:無名 | [投票][編集] |
きっと答えは無いのだろう
何度も応えを求めたが
流れてきたのは空白の音
この音を認めてしまえば
ボクはキミの存在を
否定していることになる
キミは何を考えているの?
モノ言えぬ口で
キミは何を見ているの?
盲目の瞳で
キミは何を求めているの?
こ の 空 白 の 世 界 で
詩人:無名 | [投票][編集] |
時速五十キロ以下の標識
道路の真ん中、黒猫
後方から迫る車、一台
十、五メートル、と縮まる距離に
尻尾を立て 走り出した
危なっかしいソイツは足元で一鳴き
抱き上げてやる
ある晴れた昼下がり
青い青い澄んだ空に
対照的な黒い猫
ボクはそいつに「ソラ」と名付けた
詩人:無名 | [投票][編集] |
愛してるから傷付けて
大好きだから遠ざけた
きっと弱虫な僕だから
こんな風にしかキミを想えないよ
愛することに臆病で
傷付けられる事を恐れてる
今は涙を我慢しよう
キミが泣いてくれるなら
僕はそれで十分だ