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無名の部屋


[2] 黒猫と空
詩人:無名 [投票][編集]


時速五十キロ以下の標識
道路の真ん中、黒猫
後方から迫る車、一台

十、五メートル、と縮まる距離に
尻尾を立て 走り出した
危なっかしいソイツは足元で一鳴き

抱き上げてやる

ある晴れた昼下がり
青い青い澄んだ空に
対照的な黒い猫

ボクはそいつに「ソラ」と名付けた

2008/10/27 (Mon)

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