詩人:禪稀 | [投票][編集] |
『死んでしまえたらどんなにいいのだろうか…』
ワタシは何の意味のない操り人形
見えない糸の捨てられるこの空間では…
叫んだとしても声すらも
糸に絡まれ消えていく…
ワタシはあいつらに使い物にならない身体にされて捨てられた
約束を破った報いとして
身体を見るも無残に壊された
なのに…
“死ぬことが出来ない―”
あいつらは仲間の誰かが逃げようとしたときはワタシと同じように壊してく
しかも 必ず完全に壊さない
『一人だけ自由になることなど許さない』
と言って壊してく
ワタシは何も出来ないまま
“生きる”という地獄を味合わせるために
ワタシをここに捨てた
助けを待ったとしても誰もこない…
人形達は見えない糸で繋がれているから
ワタシと同じようになりたくないから助けることをしない
ワタシはこのまま朽ちていく
最後の最後まで生きたままでこの身体と共に朽ちていく‥