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禪稀の部屋


[48] 夏休み
詩人:禪稀 [投票][得票][編集]

入道雲に

  夏虫の音色

六月灯に

 朝のラジオ体操の音楽

いろんなモノが

夏が来たのを教えてくれる

今年はどんな楽しい思い出ができるのか?

平然を装いながら心踊らせている自分は‥“受験生”

夏を制する者は受験を制する?

そんなふうに云われる夏休みが

大切な時期だとわかっていても

この年の夏は今年だけ

だから俺だって楽しみたい

勉強だらけで苦しくなるのは嫌だから

ストレスなんか吹き飛ばしたいから

遊び時々勉強で―

それでいいじゃないかと思う俺

蝉がちょっとうるさいけれど

自分のペースでやっていく―

涼しい夜風が見守ってる夏の夜に

蝉の寝静まって静かになった空間で

俺は一人机へ向う

そんな日々の続く俺の中学最後の夏休み―

2006/08/12 (Sat)

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