詩人:鴻 | [投票][編集] |
深海 暗い水の中
心の欠片 落ちていく
泡を放つ水晶よ
光を放つ硝子球
そんな姿に成り果てて
何を探し求めてる
問うもの全てが 空回り
乞うもの全てが 自答也
存在探しを始めたは
己が生を受けた刻
幾年 幾千 幾億も
流れる刻は故障せず
己の光りは点々と
消えては嘆いて
もどかしく
朝 昼 夕 晩 過ぎようと
深い傷跡消えなくて
深い寂しさ見えぬふり
蝶の様に舞ゐてみて
泡の様に浮き消えて
最後に残留したモノは
心に一人 残された
己自身に相違無
泣いているのは誰ですか?
耐えているのは誰ですか?
赤い糸を 信じても
見えぬモノに変わり無く
HEARTに続いた生命線
ソレの方が 信頼を
出来るように思えては
前に進めど 立ち止まり
足跡残して 暗む思考
涙を流すコトならば
表面上では消え失せて
内面下では泣き続け
己は何時まで泣いている
己を何時まで閉じ込める
期待などは致しません。
欲するモノもありません。
もしも 願いが叶うなら
偽善すらも受け入れよう
切実 願うコトならば
唯々 平穏 願うだけ
唯々 永眠 願うだけ
そんな言葉でカタが付く
そんな願いが叶わない
心の底で泣いている
あの子は多分 己だろう
心の底で生きている
あの子は多分 堕ちてゆく
花弁舞い散るこの場所で
一人を独りと思わぬ様
泣イテイルノハ 誰ダロウ
其処ニ居ルノハ 誰ダロウ
泣イテ イルノハ
モウ 独リノ…−
“『己』”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
Aa またか…―
いつも君は其処に居て
いつも君は傍に居る
影の出来る原理なら
光が必要不可欠で
反射出来る物体も
其処に存在 必要で
光の無い場所探したら
何処も必ず光有
特定出来た 場所ならば
押入位と思考して
いつも隣で百面相
そんな影を見つめては
そんな自分を見るようで
鏡越しに哂ってる
アレも多分 自分だろう
互いを否定し偽物と
互いを貶して本物と
そんな言葉を吐くばかり
偽物風情は自分自身
偽りばかりの自分自身
何に怯えているのかと
誰かに問われて笑えたよ
それが 同一人物と
気づいた時に
落ちてきた
涙に嘘は 無いだろう
心に嘘は 無いだろう
この瞬間
共通点を見つけたよ
HEARTに空いた空間と
HEARTに光る空間が
同じ歪な形して
同じ様に
―“『泣イテ
イタカラ...』”―
鏡の様な 存在の
影を 克復出来たなら
また 歩いてみよう
また 進んでみよう
いつも 君ハ其処ニ居テ
イツモ 君ハ…―
“《傍ニ居ル》”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
生物の害は
太古の昔から
有ルモノ
無イモノ
そう なのかな…―
唯一
大事だと想えた
唯一
好きだと想えた
唯一
泣いてくれた
唯一
癒してくれた
唯一
理解 してくれて
唯一
理解 しあえた
どうして
こんなにも…―
君に
心を許したのか
どうして
君が
傍に必要なのか
いつも
ツライ時は…―
君を 頼ってしまう
君を 想ってしまう
傷ツケテ
苦シメテ
離レル事ヲ
忘レル事ヲ
選ブ ダケナノニ…―
生物に
害があるのは“人間”
そんな世界でも
社会が ちゃんとあって
有害な存在
無害な存在
そんな 人種があるから
誰かが 傷つけて
誰かが 傷ついて
ドウシテ
コンナニモ…―
荒んだ社会
汚れた社会
天国や地獄の方が
此処よりは
マシ なのかな…―
Aa 君ニ 逢イタイ...
Aa 君ヲ 抱キタイ...
『―…ダケド...』
この存在が 君ヲ
傷ツケルナラ…―
“有害ニハ 成ラナイ...”
君ヲ 癒セルナラ…―
“無害ニ 成リタイ...”
唯一
大事に したいから
唯一
愛しているから
唯一
壊したく ないから
『―…ダカラ...』
有害ナ俺ニ 近寄ラナイデ
有害ナ俺ニ 触レナイデ
君ノ 温カく
優シイ ソの心ヲ…―
“『傷ツケテ 壊シテ
シマウカラ...』”
無害を望む故に
孤独を選び
有害を自覚する余り
別れを選び
どちらも
己にとっては…―
“『猛毒』”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
脳のフィルム
再生して
“『Flashback』”
Videoの様に
巻き戻しも
重ね取りも
出来なくて
それでも
それが 人生で…―
生きた証は
脳に
焼き付イて イるカラ...
これ観たら
また 録画して
また 再生しよう
それを
AlbUMに入れて…―
“『保存』”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
素面の顔を脱ぎ捨てて
日々の憂さを晴らすよに
深夜のBarは煩くて
Stress発散 飲み明かし
御疲レ貴方が着いたのは
“.愉快ナParty開宴中.”
頭脳の限界越えるまで
頬を染めて唄います
愚痴ニ 泣イテハ バカ騒ギ
飲んで話せど停車せず
Stress発散 大爆笑
近辺見れば突っ伏して
奴は疲れて急停車
酒ハ飲ンデモ 呑マレルナ
貴方の分迄 飲みましょう私は貴方の 捌け口に
成っても構わぬ 覚悟です
此処に集合したモノは
要らぬ了解得たモノで
誰モガ疲労者 仮欝者
もしも 貴方にコノ紙が
届いた時は 喜泣して
大勢 仲間二逢エルカラ
もしも 貴方が病なら
郵便CHECKを欠かさずに
理解者 見ツカル筈ダカラ
今は頑張ル他 無イガ
アノ紙 受様 頑張ロウ
奇策ナ店長 皆様に
締メの言葉ヲ述ベマシタ
“今夜のBarハ閉宴デス。
又ノ御越シハ郵便デ...”
日々ノStress発散に
御疲レ貴方ニ受信有
心ノMAILも開始シタ
《Barノ店長 何者ヨ ?》
参加者 皆ノ問い掛けに
当ノ 店長 笑ウだけ
《まぁ イイカ....》
“『奇妙 奇策ナ店長ハ
今日モ アノ紙 配達中』”
心ノ郵便ニ…―
“.愉快ナParty招待状.”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
息を潜めて隠れんぼ
誰が鬼かも解らずに
穴の中は安全と 隠れて
出れナクナっちゃッタ…―
“強くハなイ”
“弱くモなイ”
堪える事が強さなら
そんな強さは要らねぇよ
泣いてる事が弱さなら
そんな涙は要らねぇよ
ツライ時に誰も居ない
哀しい時に泣かないで
それが辛いと
それが嫌だと
苦痛な心はあるだろう
一人で生きる事なんて
“『人間』”
辞めなきゃ出来ねーよ
ライオンの様に吠えたなら“強者の情を知れるかな”
うさぎの様に甘えたら
“弱者の情を知れるかな”
心で泣いたら“強者”
体で泣いたら“弱者”
誰が決めた そんな事...
君ハ
独りじゃない
強がりだから
堪えて 隠して
“《出ラレナイ...》”
だけど 忘レナイデ…―
穴に 閉じ籠もる事も
外に 出てくる事も
君が
自分で
“『決メル事』”
他者には
背中を 押す事しか
出来ないから…―
君に言える
御決まりの台詞
バカな 俺から
君へ 精一杯の…―
“『ガンバレ』”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
何が欲しくて
何がしたいのか
“暗中模索”
何が良くて
何が悪いのか
“一進一退”
思考ばかりの頭脳型
行動ばかりの硬派型
Na- 1:1で 等分希望。
ちったぁ 利口で
ちったぁ 生きやすいかな
夢を追って
欲を持って
努力をやって
無力を知って
Na- 1:1で 配分希望。
ちったぁ 単純で
ちったぁ 繊細で
平等なんて
信じてねぇけど
もし ÷なら…―
“『有:無』”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
夕立の降りそうな
空色 絵具を創りだし
純白 汚れ無き紙に
雨 ぽつりぽつり
筆 ぺたりぺたり
時雨ノ滴 滲む時
筆に願いを託したら
自分の思想デ描きましょう自分の意見ヲ描きましょう
それが 例え…―
“不恰好ナ 物デ”
“不器用ナ 者デ”
“不思議ナ モノデモ”
君ガ 書イタ事に
意味ガ有ルかラ
“『自信ヲ もッて...』”
出来無イ事を
決めナイデ
どうか
自分の意志を
“『曲ゲナイデ...』”
入道雲の出来そうな
雲色 絵具を混ぜ合わし
灰燐 誇り高き筆で
水 ちゃぷりちゃぷり
筆 ぺたりぺたり
陽射ノ旋 眩む時
空に想いを馳せたなら
世界の光 捜しましょう
世界の闇 識りましょう
それが 例え…―
“不愉快ナ 物デ”
“理不尽ナ 者デ”
“不可解ナ モノデモ ”
君が 見た事に
意味が有るから
“『後悔ハ 要ラナイ』”
見えない事ヲ
決めナイデ
どうか
自分の眼で
“『見テ 下サイ...』”
今日
描いた絵には
“灰空”“綿雲”
“梅雨”“盛夏”
とても 善色で
とても 悪色で
世界が…―
どんな 素材で
どんな 色素で
世界ノ“解絵…―”
理解不能じゃない
理解可能じゃない
困難な この絵を
誰か 観テ くレたラ…―
何か 響くかな
何か 想うかな
この絵に
『NAMEは ありません...』
梅雨風ナ
コノ絵ヲ
見た方に
付ケテ
ほシいカら…―
“『NAMEヲ 下サイ...』”
詩人:鴻 | [投票][編集] |
内面ダケノ貴方
外面ダケノ私
飾るダケノ貴方
飾りダケノ私
“NE- 誰カ観テヨ”
“NE- 全部観テヨ”
心ダケノ貴方
身体ダケノ私
思いダケノ貴方
想いダケノ私
“NE- 気ヅイテヨ”
“NE- 愛シテヨ”
存在証明を
どんなに 頑張っても
何もしなければ
何かしなければ
“《意味ガ 無イ...》”
勝者ハ貴方
傷者ハ私
敗者ハ貴方
廃者ハ私
詰まった心は
被害妄想を初め
緩んだ心は
依存を初め
“哀シイネ”
“哀シイネ”
“寂シイネ”
“寂シイネ”
飾る貴方 老化して
飾る私 破損して
“『愛ナンテ
語レナイヨ…―』”
私 愛ヲ識ラナイ
貴方 愛ヲ識ラナイ
“『恋人偽愛者』”
だけど…―
そんな
貴方ダカラ
そんな
君ダカラ
互イヲ…―
“「「似心 伝信」」”