詩人:鴻 | [投票][編集] |
花ノ名…紅欄(シラン)
花言葉ハ…―“『』”
君に
この 花を托します…
将来…誰か…
愛せる人が 出来たら
…あげようって…
昔から 大切に 大切に
育て続けた
大事な 花なんだ…
あぁ…君が
よく知っている事か…
いつも 笑いながら
見守って…くれたからね…
君と一緒になって
…何年 経つかな…
沢山の思い出を
君と 過ごした事だけは
大切に 大切に
ひとつ ひとつ
大事に 憶えているのに…
…多イナ…
年月より
思い出の方が…
君が 居てくれたから
『僕は…幸せだよ…』
君の傍に 居れた事…
僕の 居場所が…君な事
『…有難う…』
あぁ…泣いてはダメだよ…
君の 笑顔で
僕は 生きてきた…
そう…思うほど
優しい ほほ笑みで
このまま…見守って…
この花に
想いを 托したから
…君ハ 大丈夫―…
最後に また…
あなたに
泣かされました…
花びらに
涙が落ちてしまった…
本を横目に
花を両手に
この花に 托された
最後ノ 言葉…―
“『…貴方ヲ
忘レナイ…』”