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鴻の部屋


[65] 自暴自棄脱兎...
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ケダルイ身体を眠らせて
今日も一つ 詩を唄王

只 頭に浮かぶ遺憾を
今 小さな機械に
叩きつけ
打ち鳴らし

“「孤独ニ 泣イタ…」”

久々に安息ノ時
静寂過ぎる闇ノ時

公園の電柱から
薄暗い人工光

涙が何故か零れ落ちて
目元と枕を 濡らすけれど

只 昔負った傷痕を
今 小さな器に
押し込めて
使い古して

“「無力ニ 悔イタ…」”

日々の苦悩
煩サ過ぎる騒音

満天の夜空から
優明の自然光

涙が不意に止まった
携帯と脈拍が速鳴する

“《懐カシイ 音色...》”

友ト成ッテ
愛ヲ知ッテ
友ト偽ッテ

只 過去ノ事と蓋用意
未だ 未来ノ事と煮詰作業

「「逃ゲテ逃ゲテ
 寂シサデ 死ニソウナ
 兎ガ 被ッタ 王ノ
  “ライオン革”」」

昔に 痂して
今を 先延ばし

平気トカ大丈夫トカデ
拭ッタ 言葉ガ…―

“《...頑張レ...》”

SOー アイツは友人
SOー アイツは想人

“―…区切リ 附ケタ...”

涙が又 零れ落ちて
目元と枕を 濡らすけれど

“器造リ”
“性創リ”

もう 深々残ル傷痕を
今 大きくなった器に
押し込めて
使い古して

日々 自分自身ノ…―

“『Make Progress』”

2006/10/22 (Sun)

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