赤く見える空
夕暮れ
沈みゆく太陽
暗くなっちゃうよ
夕闇が近づいてる


聞こえるか？闇の声
暗やみに生きるもの達の声
100キロ婆さんが走りぬけ
街には見えぬもの達の都市の伝説
3本足のニワトリがあるいているよ

不意に街に買い物
周りを見渡せば
そこは人ばかり
まさに人に人

今日も店は混雑
今日も長い列
なんて長い列だ、蛇みたいだ
まさにくねくね

いろんな人が歩いてるんだね
心の道、騒いでる
夢のある人、走ってる
街の中はまさに人に人

空の色、青紫
なんか雨降りそう
空の青が湿ってきちゃった
紫陽花みたいだ
大きな空一面、紫陽花だ空気も湿ってる
僕は大きな紫陽花の下を歩くカタツムリ
雨が降るか見ているんだよ
大丈夫、傘は持っているから

時間が止まった
何をする？

みんなが止まった
隣の子の手の上に子猫を置いてみる

迷惑？
まあ、聞こえてないか
元に戻しておくよ
時間が動く前に

僕が動いていることみんな知らない
だから魔法をかけたのさ僕はマネキンだから動いちゃいけないの
見られちゃいけないの
だからみんなが止まっている時くらい動いてもいいよね

階段の上
三段手前で立ち止まる
踊り場を見て思う

三段手前は小学生、目線が小学生
いろんなことがあったよな二階に行くのに足音たてずに上がったりしたっけ
二段手前は中学生
遅刻するかも、遅刻するかも、ぎりぎりまで寝て学校までマラソンだ
一段手前は高校生
ネクタイだ制服にネクタイだ、急いで着替えて、階段をかけおりる
電車に乗るから定期は忘れずに
一番上は現実の僕
プチタイムスリップは終わりだよ
あまりやらないよ、階段は登っていくものだから

高温多湿の部屋
蝉の声は聞こえないが
今年も熱くなりそう
8月が近づいてる
アイスも近づいてる
スイカも美味しいぞ

森の木陰で一休み
カブトやクワガタでそう黒いボディがきらめいてなんだかワクワク
夏は熱いけど神社の祭りに花火、みんなが誘惑

8月が近づいてる
アイスも近づいてる
スイカも美味しいぞ
夏は熱いけど神社の祭りに花火、みんなが誘惑
夜は楽しいぞ

森の王様、待機中
あの足腰、なんでも押せる力持ち
黒い戦車、角からミサイル出そう
登って登って
蜜の場所、密かにそこは秘密だよ
僕だけの場所、そこは秘密基地、テリトリーに入ったら
レーダーで探知、突撃
森の中の重戦車
やっぱりドキドキ

涙キラリチラリ
悲しいことがあったの？涙が顔を出してるよ

涙の妖精チラリ、電気スタンドからチラリ
涙を天にあげて、キラリ光る天の星に変えてしまおう
夜の流れ星、ほらね悲しい気分流してしまおう
願い事、願い事
明日、明るく行こうよ

君が泣いてちゃ、みんな悲しいから

雲に隠れた太陽
障子に映る懐中電灯
薄く光って、神秘的だね
雲は続いてる見えない端まで
ちょっと重いかも
空の雲の大陸歩いてみたい
ふわふわしている布団、転がってどこまでも転がって行きたい
ふわころ

僕が車に乗り込んだら
虫が迷い込んできた

あいつは車の中で迷ってる、僕もどうしていいか迷っちゃう

君と家までドライブしてもいいけど、速く帰りたいし

君の家はこの近くなんだろ？君の知らない所に行くぞ

彼は迷って車から出ていったバイバイ