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キンタの部屋


[166] 春夏秋冬
詩人:キンタ [投票][得票][編集]

鼻先を擽る(くすぐる)風

恋しく追えば香る桜

蘇る懐かしい四月

貴方と初めて出会った春

ハラリハラリ舞う花

凛と澄みきった広い空

優しく輝く瞳

菊の葉滴る露の様

桃色降る天気

季節外れの冷たい素振り

気持ちを溶かした

優しい陽射し

そんな思い出でが大切だった

ネジがゆるんだオルゴールみたいに

ゆっくり動き出す燃ゆる夏

心も赤く染める

西瓜の汁と飛び散る想い

青に逃げる足跡

砂に残るは二文字の細字

寄せる白に掻き消され

小さな殻が残りました

かき集めた小さな者に

求める安らぎの音の春

丸い黄色が上がる夜

触れ合う甘い鼓動に

オレンジ実る暖かな柿の根

堕ちた恋に広がる風味

頭を白く染める幸せ

白の舞う冷たい冬に

残る白銀並ぶ道路

積もる想いは止まぬまま

高く高く貴方を求めるのです。。。


by きんた

2007/04/21 (Sat)

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