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キンタの部屋


[9] 詩う理由
詩人:キンタ [投票][得票][編集]

一歩歩んで後ろを振り返る
硬いアスファルトには足跡なんて残って居ない
僕の生きた証なんてこの先残る事なんて有るんかな?
又一歩
やはりアスファルトに足跡は残らない
無意味なのかな?
僕がいくら歩んでも
いくら生きても跡が残らない
なんか寂しい
トボトボ歩く...
夕陽が沈み行く道に足音が成り響く
僕もこの足跡と同じ
いくら生きてもいつかは消えて行く
なんか嫌だな...
僕は少しでも生きた証を残したい
だから詩ったんだ
足音が成り響く夕陽の道で
がむしゃらに
大きな声で
誰かに聞いて欲しくてさ
そしたら僕が生きた証は残ら無くても
もしかしたら
僕から産まれた詩が残るかもしれない
だから僕は詩ったんだ
少しでも感情を残して行くために
少しでもこの詩が僕と言う形を型どってくれる事を祈って
足跡の残らない道の上で
足音が消えて行く夕陽の中
大きな大きな声で...
今日も
明日も
これからも。。。
by きんた

2006/11/07 (Tue)

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