詩人:KiraAya | [投票][編集] |
お前はいつも死のうと言う
きっとたくさん傷ついてる
認めたくなくても
ただ生きてるだけで
少しずつ傷ついてる
いつだって崖っぷちで
お前が伸ばした手は振り払われる
誰もがお前と距離を取る
誰もがお前を軽蔑する
誰もお前を愛さない
わかってる
わかってるだろう
「人は一人だ」
お前の結論は揺るがない
誰もお前を理解しない
お前だって誰をも理解しない
「誰も助けてくれない」
だからお前は自分で自分を救う
たぶん、悪いことじゃない
俺はお前が好きだ
惨めなお前が好きだ
それでいい それだけで
もう泣くな
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傷は塞がらない
血は乾かない
眠れない夜がやってくる
何かが心にまとわりつく
まるで無数の蜘蛛の糸のよう
天井からまっすぐに
心臓を穿つ大きな杭
何度も 何度も 繰り返し
深く重く貫かれる
胸から喉から指先まで
鈍い痛みが拡がりゆく
これは 罰なのだ
横たわる体が血潮に沈む
声も出せずに 息もできずに
やがて闇に消えてゆくまで
目覚めればいつもの朝
鳥の歌と光の匂い
痛みを忘れて また笑う
それでも
傷は塞がらない
血は乾かない
眠れない夜がやってくる
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人を愛さないひとは
人に愛されないんだって
自分を愛さないひとは
人を愛せないんだって
愛されたことがないひとは
自分を愛せないんだって
どこまで歩いても ひとり
それでも 生きていくの
泣いて笑って ひとり
それでも 生きていくの
死ぬまで ひとり
生きていくの
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這い上がるより落ちる方が楽だから
着地点がどこかは知ってる
心が怯えている
けれど しがみつく力もない
誰からも救われないのは知ってる
幸せになれないのは知ってる
それが誰のせいなのかも
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わたし 気づいてる
知らないふりしてる
嫌われてるでしょ
バカにされてるの
だけどそれが何だと言うの
好かれることなんて
何の意味もないわ
わたしだって誰も
愛してない
信じてない
好かれようとは思わない
孤独なんて怖くはない
一人で生きて死ぬだけ
それが何だと言うの
そんなことたいしたことじゃない
そんなことたいせつなことじゃない
愛されないのは惨め
それが何だと言うの
幸せでなければ 何だと言うの
わたしはわたしであれば
それだけでいいの