詩人:KiraAya | [投票][編集] |
今まで
ありがとう
ごめんなさい
さようなら
どうかあなたたちが
いつまでも
元気で
正しく
仲良く
幸せでありますように
どうか私を忘れて
幸せでありますように
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今日で終わると思っていた
やはり続いてしまったけれど
明日には終わるかもしれない
明後日には その後には
いつか終わる
いつか終わる
幸せが
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何故諦めたのかって君は聞く
俺に分かるわけもない
全部俺のせいだって言うならそれでいい
好きなだけ俺を罵ってぶん殴って傷つけていい
俺は幸せになんかなれないし
死ぬまでうまくいかない
努力すれば幸せになれるのかもしれない
甘えないで頑張れば生きていけるのかもしれない
だけど俺は動けないし考えられない
罵られて殴られて悲しくなっても
幸せになんて向かえない
救いがないことなんて分かってる
生きていけないことなんて分かってる
それでも何も出来ないって分かってる
君に話したところで君は哀れみ憤ることしか出来ないし俺を救えない
甘えてるんだ
子供みたいに
今すぐ死ね
幸せになれ
何を言われても俺は何も変わらない
怖いんだろう
逃げてんだろう
なめてんだろう
自信がないんだろう
君の言葉の全てを認めても俺は何も生み出さない
何故諦めたのかなんて
俺にはどうだっていいんだ
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言葉を並べても
誰も信じちゃくれないから
どうしても
自ら死んでみせなくちゃ
その時にわかるんだろう
それこそが証明になるんだろう
俺が何も出来ない人間だったんだって
俺は生きてる意味がなかったんだって
可能性なんてどこにもなかったんだって
「やれるはず」だって人は言う
だけど俺はどうしても出来なくて
死んでも出来ないことだと思うんだって
伝えるためには
本当に死んでみせなくちゃ
なのに
どうしても死ねなくて
誰からも嘲笑われて
また死にたくなって
どうしても死ねなくて
誰からも嘲笑われて
生きていることが
無様で惨めで
死にたいことが
嘘になることが
無様で惨めで
また死にたくなって
どうしても死ねなくて
誰からも嘲笑われて
生きていることが
どうしても
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変わりたいと
這い上がりたいと
強くなりたいと
願わないわけじゃない
願わないわけがない
だけど俺は知ってる
俺がその為の努力を何ひとつしないってことを
何ひとつ出来やしないってことを
いつまでも怠惰であることを知ってる
幸せを願う資格もないことを知ってる
俺は知ってる
自分が動かないこと動けないこと
明日も俺は何も考えられないこと
明日も俺は何も生み出せないこと
それが怠惰であること
俺が駄目になっていくこと
何もかも知ってるのに
やっぱりどうしても何もしないことを知ってる
何もしようとしてこなかったことを知ってる
どうしても出来ないことなんてないことを知ってる
それでもどうしても何も努力出来なかった
それが俺の怠惰だと知ってる
それでもどうしても何も変われなかった
それが俺の怠惰だと知ってる
何もかも知ってるのに
明日も俺は明日を生きるための努力を何もしない
死にたくないのに生きるために何もしない
あるがままでしか生きられなかった
それが俺の怠惰だと知ってる
努力したいと
願わないわけじゃない
願わないわけがない
だけど努力する為の努力が何も出来ない
それが俺の怠惰だと知ってる
俺は何もしないのに
俺は何も出来ないのに
どうして生きているんだろう
どうして生きていることだけは出来るんだろう
何もしないで何も考えないで努力しないで生きていられるのは楽しいからだ
生きる為の努力は出来なくてもただ生きることが出来るからだ
それは成り行きの人生でしかない
それじゃ駄目だと思わないといけないことは知ってるのに
それじゃ駄目だと思うことが出来ない
変わろうとすることが出来ない
それが俺の怠惰だと知ってる
俺はそんなこと全てが悲しくて泣くけれど
俺の涙に意味も価値もないことを知ってる
悲しむ資格なんてないことを知ってる
全部、全部、俺のせいだと
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そんなことは何度だってあった
飛ぶどころか地面に沈みたいと思ったことなんて何度だって
僕はいつだって夢を見ていた
犬を助けてトラックに轢かれてみたり
蛇を頭から飲み込んでみたり
あいつの顎にパンチをくらわせたり
小さな子供を蹴り飛ばしてみたり
電子レンジで猫を焼いたりしていた
あーあーあー あーあーあー
頭の中じゃいつだって叫んでいて
いつだって何も解りたくなかった
何度心臓を握り潰しても
痛くもないし苦しくもなくて
気がつけば僕はやっぱり正気のままだった
いつだって 何度だって
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あの子の腕に傷がついていた
偶然にしては規則的な切り傷
ああたぶん自分で切ったんだろう
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない
けれど真偽に興味はない
「まさかあの子が」なんて思うわけがない
誰だって理由はどうあれ
死んじまいたいほどの痛みは抱えてる
傷のあるなしで量れる問題じゃない
傷があるから弱いわけでも深いわけでもない
最初から知っていたものが目に見えただけさ
いつかのあの右手の傷は
「いつの間にか」だと笑ったけれど
何かを殴ったのかもしれないね
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない
真偽には興味はない