ホーム > 詩人の部屋 > レモンの部屋 > 投稿順表示

レモンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] 虹のグラデーション
詩人:レモン [投票][編集]



夜の階段を上って
流れ星のスピードを感じて
天雫の音色にときめいて

風の向こうを画いて
砂丘のイリュージョン見つめて
須臾の間にも重ねあわせて

永遠(とわ)の入り口が啓いて
生死の境界をも見おろして

胸奥の心象をつないで
旋律の共鳴に結ばれて




2013/04/01 (Mon)

[32] Human Revolution
詩人:レモン [投票][編集]


水面下では激動しているせかいの根源域に
複雑な様相を呈しながら絡まり遇った
魂と魂たちにおける思念の対話、
憶念の調和、

共有化していた運命的現実の融和…

時代の潮流の最中に、
めざめ促された者たちの
根底的な意識の清浄化




2013/04/03 (Wed)

[33] 冥合
詩人:レモン [投票][編集]



黒い項垂れた生命(ひと)の波を押しのけ掻き分け
黄金の扉の方を目差して

前進む、前進む、前進む…


苦悩にまみれた生命(ひと)の群れに抗うようにして

歩む、歩む、歩む…


只々、光り輝く黄金の大道のせかいに列なりたいから、

求めて、求めて、求めて…


君は、やがて、運命の変革の歓喜の方途をみつけては、

大宇宙の確固たる直道に軌跡を遺し

生きる、生きる、生きる。





2013/04/04 (Thu)

[34] hope
詩人:レモン [投票][編集]



チューリップの花が風になびいている。
カラフルな色彩は、かつての画せかいを想起させて。

宇宙の静けさの中に吸いこまれて、
一体となったような自在な意識。


ながれゆく刻に生命を委ねたら、
どうにもならなかった嘗ての成行きだって
取り戻せそうな儚く優しい薫りが包んで


生まれる前からの運命を創り直したい憶いを
心に一杯にさせて、


私は、あらたな世紀(トキ)へと、翔びだしたい






2013/04/06 (Sat)

[35] Blue
詩人:レモン [投票][編集]



けだるい夜明けから
自分の背丈の影を追い抜かれて

眠れぬ時代の思い出の欠片を
ひとつだけ胸に握りしめて

旅だちの唄を脳裏へと響かせて
巣だちの刻に郷里へと募らせた

悠久の詩を詠いながら、


とびらを開く瞬間に出会える
その喜悦びに

ふるえる生命が覚知する波紋が、

宇宙のキャンバスへも届くから


画かれた文様は、

あたかも、

水鏡が映し出した

浄らかに澄んだ

地球色の青の調べ…


黎明が訪れる

ほんのひと時に咲いた

鮮烈な印象を宿す

群青色の水晶の灯り…





2013/04/07 (Sun)

[36] The Big Ship
詩人:レモン [投票][編集]



複雑に絡まり合って
混線していた意識の深層に存在している
因縁と宿業と縁起の
生命から産まれている
糸をきれいに戻せるように、


一緒(とも)にたくさんの運命を換え続けてきて
一緒(とも)にたくさんの未来を創り続けてきた、

そして、一緒(とも)にたくさんの“今日”へと

存在し続けてきた…


もう戻ろう、

私達を導いてくれる崇高な巨船が、

“大乗の教え”という哲理の救済が、

促しているきみとぼくの…

新章の旅を風を呼びおこしながら、

祝福してくれているんだ。




2013/04/08 (Mon)

[37] STARING AT THE SUN
詩人:レモン [投票][編集]



太陽のひかりのなかで、
きみはなにを亡くした

太陽のあかりのなかで、
きみはなにを亡くした

せかいの解釈が新たに更新されてゆく
せかいの物差しは昨日迄を忘れていく

眩しい煌めきが幼い頃を陽炎の様に揺らめかせてた…


幾つもの過去の残がいにとり囲まれて
身動きも取れない私達

無数の思想家たちは謳う為に生まれては逝く



2013/04/13 (Sat)

[38] spacy
詩人:レモン [投票][編集]



刻の迷宮に於いて
六道よりも
虚しく哀しく苦しい
無間輪廻歩き続けて

自我の宇宙の内奥のひかり
外界の黒闇照らし晴らせて

“生”の刹那に降り積もりゆく業苦
シャワーの様に洗い流して

きみが宇宙で、ぼくと宇宙で、
大宇宙の絨毯に溶けた

感応したいたゆたいの時間で、

睡る様に瞼を瞑り

流れ星の様な煌めきで、

そっと掌を伸ばして

ずっと生命を揺らせて




2013/04/16 (Tue)

[39] echo
詩人:レモン [投票][編集]


屋外は晴れ渡り、穏やかな風が吹いて
新たに萌え広がる緑葉生茂って

生命の明鏡磨き上げる
作業繰り返して

澄み切った心象で映す

せかいの万象はとても浄らかに

餓鬼・畜生・修羅・地獄界の牢獄から
翔び出した境涯を以ってして、

もっと遠くから、
宇宙の地球を眺めてる憶い…

いつも常に何処かへと
響かせる




2013/04/17 (Wed)

[40] 那由他
詩人:レモン [投票][編集]



遠ざかってゆく刻が、
ちかづいてゆく
胸奥の宇宙の扉のさきへ

蠢いている
万有流転す
数多の生命のあらすじ

瞬間の思念からの発露
無量無辺の一念の光路

善根を成した
陽報の陰徳


かつての時間へと
はるかな時間から…

遠ざかるように
ちかづいてるように




2013/04/18 (Thu)
51件中 (31-40) [ 1 2 3 4 5 6
- 詩人の部屋 -