詩人:レモン | [投票][編集] |
夜の階段を上って
流れ星のスピードを感じて
天雫の音色にときめいて
風の向こうを画いて
砂丘のイリュージョン見つめて
須臾の間にも重ねあわせて
永遠(とわ)の入り口が啓いて
生死の境界をも見おろして
胸奥の心象をつないで
旋律の共鳴に結ばれて
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刻の風が駆け抜けて、
その中に想いでをみつけて、
心の奥がかすか痛むけれども、
あの日まとえずにいた、
生命(いのち)の真ん中でまとう、
その人だけの持つ光の羽衣
いつの日にか掌に出来るでしょう
花吹雪が土に還り、
季節が姿を移して、
記憶が現世を読み起こして、
君は、君の今生を微笑いながら振り返れるでしょう?
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光は外界じゃなくて
私達の心の宇宙に煌く眩い明かり
眼根的なのじゃなくて、
心のリズムが弾んで
独りでに動き出したくなる
大宇宙との合致のリズム
心の脈動が嬉しくて、
生きる希望が止まらない
歓喜からの輝き
あかるさ
まばゆさ
生きたい
たのしい
内奥からのけっして尽きない
生命のともし火
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夜に咲いた綺麗な花を
ただ眺めて居るだけで、
待っていても、
待っていなくても、
やがて訪れ来る
私達と私達の深層の実相の刻に
やさしいねむりを感応じて、
やさしいせかいを現出させて、
たおやかにたゆたう自身に満ちて、
いざなわれて吸い込まれて
惹き寄せられてゆく
彼方の宇宙にふれて、
ようやく気づけた
出世の理由に
安堵する
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膨大かつ莫大な過去の世からの
しがらみを生んだ因縁を燃やし尽くし
察する事の出来る意識の範疇から其の先
個人の深奥の罪業からの諍いの派生
いっさいを清浄化させて、
生命の九界を跳び越えた
つき抜けた到達点
あすの宇宙(ソラ)に瞬く星々は、
内奥の小宇宙に感応じて
帰還する臨終(トキ)に
望郷の涙きらめかせて、
結びつけられた大海の小波のよな起因の不可思議
瞬間に悟らしめ
永久に眠るやすらぎの詩の韻律きかせて
まどろみの永遠の夜にずっと懐かれる
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無間に舞った夜雪が積もり積もって、
秋分に眺めてた紅葉に陽は通りぬけ
無意識の心層が自我意識の主張に絡まれた時間の連なりと
掌を堅くむすびながら、
延々と善業と悪業を量産していた季節が刻まれた
遠い過去の光景
現れる表れる洗われ照る
浄らかな生命(いのち)の蓮華(はな)
開いた啓いてる拓かれた
今世紀が目醒めてる真の瞬間(トキ)に
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みらいの方角からながれて来た
懐かしい風の香りを感じたなら、
そこに映し出された風景の姿に
わすれていたみらいのおもいでを見つけて、
もっとはやく進みたい
もっとはやく追いつきたい
もっととおく届きたいよ…と
尽きることもない感情の波がいつも押し寄せて、
天涯孤独の宇宙に一人きりのような錯覚にとらわれてしまうから
みらいの方角からながれて来る
懐かしい瞬間に今日を重ねる為に
今一度余分な運命を壊して
今一度不要な宿命は砕いて
あたらしいシナリオを創って
遠い時間と今を逆転させて
生命の声に耳を澄ませて
予感を直感させて、
刻の巡りあわせを信じて
唄の持つ力を信じて
ただあしたを生きるためだけに、
今は生きて
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しゃべりたくは無いのにそうなって
動きたくは無いのにも関わらず引きずられて…
他者だったり他事の“運命”が自身の其れよりも
大きかったり優ってるからと云って
不本意な“生命の営み”現じさせられているよな
そんな気がしてしまうのだろうか…
そんな世の中に在って、
障壁(かべ)を壊して、隠されていた扉をみつけるよ
自我の意識の深層を明らかにして、
安堵するわたしの感情をだきしめたいよ
崩れ切っている現代の大転換期に逢って
私達は、私達自身の泣いている影さえ導いていけるんだからね。
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灰色に染まり切ってた
心象(こころ)の宇宙(ソラ)抜け出して
私が私に成る
其の刻をイメージして
夢想を現実の姿に換えて
結ばれるみらいの詩と歌を
イマにたぐり寄せて
きらめく音色をまといながら
互いを救い合う役割を全うした
充足感に浸りながらも
もっと愉しく美しく輝ける法理の脈動(リズム)へと則り
新たなあしたを拓いて
もっと大きな私達に成れるよ
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刻がながれてゆく
悠久の穹さえ
昨日みあげた
憶念の青
宿らさせた思いでの唄さえ
すぐそばに会った
みらいからの伝達者
時は澄み切って
ひらかれた原野の眩しい光も
まどろんだ追憶の続き
皓々と胸奥の小宇宙に照り輝く
貴方の燃えている
灯影(あかり)
光源(ひかり)
至福(ともしび)の詩たち…