| 詩人:レモン | [投票][編集] |
長い光の明け方を背中の向こう側に感じ
足跡は終焉のみらいへと進み出した
誰人もとどかなければ消滅してしまう時代の流れに存在して
広大すぎる真実が顕になり根付く迄は
未だに生死を幾度も隔てなければ
たどり着けぬ世紀に
果てる迄は生命の内奥を研ぎ澄ませる
思念と哲理駆使し受持して
光明(ひかり)の安息の生命の瞬間に至れる迄はと
一念に凝縮させた尊き景色
創り出して
歩むのみ
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慚愧の憶い脱ぎ捨てて
瞋恚の苦悩破り捨てて
あたたかな春の歌を迎えよう、
痛恨の嗚咽(なみだ)流し終えて、
緩やかな春の小川を見詰めてる
きみが在る。
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白い清麗な光の帯が
新たな季節の到来を
祝福しているように
咲き誇っている姿が
道ゆく人びとの悲嘆
行方も見えない時代
世界を覆う暗雲の闇
突き抜け照らしつつ
安堵の新生の萌し
引き連れながら
春の到来のそよ風
かすか感じさせて
太陽の日差し浴びる
新緑の未来の願い
脳裏に映させて
届かせる念いを
懐かせてくれた
清く純真な憶い…
強く純白な希(ねが)い…
淡く純粋な明日(みらい)…
重ねて魅せてくれるように
描かせて与えてくれるよう
光らせて微笑わせてくれるように
宿させて決意させてくれるよう
何度も何度もイメージの中で
いつもいつも終わりなき果てのさきに
白い白い光の揺らめき…
淡く淡く仄かなささやき…
繰り返し
繰り返して
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いつか感じたことのある風が吹いて
いつか見上げていた宇宙の星が流れて
いつか語り合ってた言葉が心に沁み入って
忘れたくない憶いがせつなくて
いつか瞬間の刻に封じこめ宿らせたメロディ紡いで
いつかよみがえらせた風景がイマまた追いかけて来て
いつか…いつか訪れるとわかってたきょうの季節の彩りに
あしたときのうの間に唄うシナリオを顕在化させた…
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フィクションだらけの
作り物に囲まれてしまった
世界が夢見るみらいの現実さがして、
いまもながれては消えゆく
流行り廃りの価値観横目に、
数の論理で位置付けられる“常識”
崩せるならばと、
歌い進む音楽家達の口ずさむ詞とメロディ胸に鳴らせて、
あしたも描こう、
思想の乱雑してる
歩き難い風景を
私の生命の色彩にじませたならば、
生死の果ての向こう側までも
かならずとどく法理の祈り
外さず止ませずに
とどろかせるよう
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あたたかな春が来て
ちょうは菜の花に翔んで
崩れそうだった世界は、
あらたな光明を見出だし
再生のメロディが人びとの心で鳴って
私達は今又、はばたきのイメージを
思念の翼に拠り廻らせて
あしたの天涯(ソラ)を想うが儘に画く、画く、画く…
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生命と生命の結ばれた記憶が、
過去の世界を歩いていた思い出が、
忘れない懐かしき風の声が…
内なる因果律の宇宙の紡ぎだす
響音の調べを…
きかせて、きかせて、きかせて…
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桜色の景色が
季節中に溢れ返る
その日迄は、
歩いてゆけると
そう信じて
瞬間へと私達は
皆、旅発ち
舞い躍る桜吹雪の夢幻(ゆめ)
憧憬の憶いへと熱く宿せる様にと。
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秒針の音と
鼓動の刻みは
早送られて
太古と現世の
記憶の詩が
綴られた日々は
時空域さえも
自在に行き来して
旭日の現れる
万物が照らされた
はじまりの刻に
躍り出る生命の感応の調べ
どこからか流れて来るように
ちかづいている…
ちかづいている…
今