詩人:レモン | [投票][編集] |
慟哭する様に
独りの部屋に叫び上げて
夢のなかに迄も
うめき声が拡がるように
海の彼方を想い描くの
たしかな宇宙は、
光の結晶(あめ)降らせて、
すぎ去った記憶が、
訪れ来る起因になるのならば、
幾億の事象の微風(かぜ)に
触れられながらも、
かざした意思を舞い上がらせて、
ひび割れそうな世界さえも
再構築させられるのだから。
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運命が影のように添い
太陽は時間と未来を浮き彫りにさせて
星々は満天にかがやき
華々の開花は希望を抱かせて
静寂が呼応する孤高の憶い
つなげて
凛とした涙が
刻を留(と)めて、
生命のストーリー
育んだ
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忍従の夜を乗り越えて、
悲憤の痛苦に耐え抜き、
笑顔の春を待ち侘び
満開の花たちを見上げて
季節の陽光を浴びたならば、
翼の生えた生命の脈動は
喜び、晴れやかに
新世界の舞台へと
羽ばたいてゆけると信じて・・・
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幾重にも繰り返された
過去世からの生き死にの涯の今
数多の感情を、
数多の景色に、
生命へと業と宿し宿した
蓄積の現出の瞬間
絡まった宿命を
結ばれた宿縁を
悪しき悲しき涕ならば、
断ち切り
善き嬉しき感涙(なみだ)ならば、
さらに堅固に
積もり積もった思念と原因を
清浄化させゆく一念の展開から
おおきな未来へのとびらさえも開きながら
私達はまた征くの…
何時の日にか辿り着くべき歓喜の至高に因り
祝されて貰える日迄は…
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精神的な複合体が、
乱反射している時代の今
自我の映す明鏡の濁りに
曇らされた現状の小宇宙(ソラ)
切り拓かれた世界の未来の向こう側から聴こえくる
花の音の笑い声のメロディにすぐに
つつまれとき放たれてもう
跳び込んだ
つながれた鉄鎖をほどき
過去に翔んだ
あらゆるしがらみがぬけ落ちて
まっしろなきよらかな澄んだ生命(わたし)のままでほら、
さがしだすみつけだす
無限大の時間のいとおしく懐かしく
淡い色彩(いろ)の思い出が…
とおくとおく永遠に
端と端が結ばれて一つになれるから
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打ち拉がれた魂の彷徨う
現世の日常の精神の廃墟
つながれた生命に宿す鎖で
外界の対境とは複雑に絡まり合い
ほほえめないまなざしが溢れた
たおれそうなため息が引きずられてる時に
私達は生きねばならぬ宿命の光を
善性の生命の剣をかざし
崩れてゆく世界で、
墜ちゆく悲鳴の魂の声さえも越えながらも、
胸奥に輝く己心の翼のはばたきの音色を
何時までもどこまでも響き聴かせるように
広大な永劫(とき)を旅するが如く
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光の闇に封じ込められた
花びらの様な魂の僕らの声
停まらない現実の流れに
追い越されてゆく様な
生死の果て
続けない意識の連鎖が
解き放たれた未来から
引き寄せられゆく
今生の為に、
さがしている人生の意味が
みつけていた歩みの意義を
とどきたい終着の園の喜悦と
よんでいるいつか満たされた
私達の励ましのMelodyに…
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育ってゆく運命が
巨大な暗闇の姿を突き破り、
描いてゆく未来が
遠大な展開のあらましを創り出し
生誕まれだした
瞬間(トキ)がもう
決定させゆくはるか彼方を
イマ此所へと
沢山のメッセージを
贈りだして
とどけたくて、
とどきたくて、
とどきたくて、
とどいて欲しくて…
輝きをはなって
輝きを魅せて
永劫に還って…
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曖昧な世界が何時までも
気だるさの不確かさのなかで
拡がり続けて
生きとし生けるもの達の存在の意思は
誤魔化しやあざけりや
破壊や情報依存症の影に囚われたままで
開かれない扉の前で、
膝を抱えたままの孤立化の魂の群れが
分裂の意識の共有ならば、
負の力の哀しみに引っぱられている
ままに
集団で欠落を目ざすのか…
集合で光の微笑を呼び戻せるのか…
最前に新しき息吹を吹き込めるのか…
私達は、
本当の私達に
今度は会うために
生命の真実に触れる未来を引き寄せる
夢を湧現させた
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虚無の雨を枯らせ
曇天の月を晴らせ
光沢の翼なら広げて、
地球上の歴史の嘗て
見降ろしながら
遙か彼方の未来からの使者は
あの日告げてくれた私達の前途を憂い
“時は、訪れる”
“内奥の運命の転換を実相にせよ”
“歓喜の詩を詠いながらも、高まりながら終焉へと昇り行け”