詩人:きらり | [投票][編集] |
頭悪いのかお前は?
くだらねぇ上辺だけの会話に背をむけ
流せばいいのに噛み付き
手を抜けばいいのにいつも何に対しても本気で
そんなんじゃ疲れちまうだろうが
そんなお前を好きだけど心配だ
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お前が
歯ぁ噛いしばって
目ひんむいて
足を踏張らせて
満身創痍で生きている事を俺は知っている
今は手を出す事も声かける事も出来ないが
いつも見ている
見ている事しか出来ないが
お前が助けを求めてきたら
その時は俺も
満身創痍俺全てで
お前の手助けするよ
だから全力で生きろ
いつも見ている
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夏がきた
お前が帰ってくる
あいつがいなくなって四年
お前が帰ってくる理由は
あいつへ会いに行く事で
それは今でもお前があいつを愛してるって事だが
それでもお前に会えるから
俺はこの季節が好きだ
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夏祭り
話に夢中で
溶けたかき氷
『もったいない』と頬をふくらませる君
ブルーハワイなんかを頼んだから
舌が青くなって恥ずかしかったんだよ
中学時分の青い話
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『お前の為なら死ねる』
これってどうよ?
かっこいいか?
『お前の為に死ぬ気で生きる』
こっちの方が百倍かっこいいぜ
愛してるなら生きろよ
どれだけ格好悪くてもプライド崩されても
精一杯生き抜けよ
簡単に死ねるとか
そういう事口にするなよ
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頬をなでる
冷たい手
『ごめんな』
低い小さな声
この冷たい手で
俺を殴る
殴ったあとはいつも優しい
俺は大丈夫だよ
だから父ちゃんそばにいて
母ちゃんがいなくなって
父ちゃんは寂しくて苦しんでる
俺わかってるからね
殴られるのは痛いし嫌だけど
父ちゃんの事嫌いになれなかった
殴られるのは痛いし嫌だけど
優しい父ちゃん知ってるから逃げなかった
なのに父ちゃん
なんでだよ
俺を置いていくなんてさ
俺は学んだよ
独りは寂しいって
でもおかげで強くなれた
年の割りに老けてるって言われるようになっちまったよ
俺は父ちゃんとは違う道を行くよ
己に負けないで生き抜くよ