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郵便屋の部屋


[14] 雨と太陽
詩人:郵便屋 [投票][編集]



雨が降ってる夜は


君のことを思い出すんだ


太陽が好きな君と

雨が嫌いな僕



同じようでいて

少し違う



それが

今なら分かるんだ



二人会う日は

雨が多くて


それを

お互いのせいにして

笑い合ってた





今なら

雨だって

雪だって

嵐の夜だって

君に会えればそれで良かった


…って分かるのに



君は今

暖かな毛布と誰かの体温に包まれて


安心して眠ってるんだろうね



僕の手はまだ

君の体温を求めていて

どんなに暖かくしていても

どこか、ちょっと

寒いんだ





あぁ、君は

僕の毎日の心の中に

いつもいたんだ

気付かないくらい当たり前に



雨の夜は

君を思い出す

これからもきっと

そうなんだろう



僕の中の

思い出の君が言う


「あなたに会えるのなら、毎日雨だって構わない」


君のお陰で

雨は心地好く

切なく感じるよ


君の好きな太陽は

明日

見えるのかな



2007/06/06 (Wed)

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