詩人:猫耳の女 | [投票][編集] |
小さなお子さんが
今日もまた一人
亡くなりました
遠足の思い出
詰め込んで
ランドセル背負って
二人でカケッコ
通学路には
花が添えられました
飼っていた金魚が
死んだとき
天国で会おうねと
あの子は
お墓の前で合掌して
さみしくないのと
やさしいから
連れていかれたのでしょうか?
泣き崩れる母親が
ドラマのよう
現実度に乏しい私
いつの日か
この花が枯れた時
星も降るように
誰かの涙も枯れてしまうのですか?
無念と恐怖と最期は
場面と意識と走馬灯
あの子は
ひとりで旅立ちます
それはそれは
かわいい子だから
どうか返して
戻ってきて
そろそろお家に帰る
時間になるけれど
元気な声でただいまと
聞こえたのは
今にも
そうなってほしい願望
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たわむれに恋をした
たわむれに虜になって
たわむれに遊んで
たわむれに別れた?
どんな言い訳をしても
時間は止まったまま
君と抱き合ったままで
好きな人ができたと
好きな人に言われて
好きなままでいられる
ぼくがうらめしい
はやく忘れて
だめ忘れないで
新しい恋に向かう私と
いまだに
くすぶり続ける未練が
拮抗している力関係
真面目に
つきあえばよかった
やさしくしなかった
悪いのは
ぼくだから
責めればいいのに
責めれない君に
☆好きだから☆は
理由じゃなくて
言い訳に聞こえたわ
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貴方が帰るまで 私はひたすら待ってるの そんなのいやよ☆ 行かないで 置かないで 連れてって
ガランとした部屋で 直ぐに電話をかけたいの そんなのだめよ☆泣かないで 死なないで 連れてって
あと何時間後に 貴方と確実に逢えるの そんなのむりよ☆ さみしいの かなしいの 連れてって
遅くなるよと貴方 私を優先してないの そんなのいやよ☆ おかしいわ ワナなのよ 連れてって 連れてって
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君は明るい部屋にいて
私は暗すぎる部屋の中
君はゲームをして遊び
大はしゃぎ
私は空腹に耐える遊び
生死の問題
君は大好きな食べ物を
腹いっぱい詰め込み
私は最低価格の物を
一日一食でちょびっと
この差は何だろう?
不公平の音がする
君はロックやらの
音楽を聴き捲り
私は隣人の唄を
強制的に聴き捲り
君は車を乗り回し
天神まで数十分で
私は足を酷使して
天神まで一時間半
身体がもちますか?
不公平の波が来る
君は色んな物を
お買い上げ
私は餓死寸前で
お手上げね
他人と笑えますか?
不公平の特上注文
この差は何だろう?
不公平の黒船参上
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付き合いたいと思うのは あなた限定の話
先着一名様なのに あなたの心を奪えない
私と彼女のどこが違う? 私が彼女じゃないから?
ランプの精が現れて
入れ替えてほしい
真似のできない顔で
ずっと見ていた ふっきる事もできずに 新しい予感なんかじゃなくて あなたの時間が欲しいのよ
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苦しまなくていい方法
を知ってるの
だけど貴男には
苦しんでほしいから
あ〜沈んでゆくわ
華やかな人生を歩み
要領のいい悪魔が
あたしを鬼道に
堕としたの
忘れられない両眼
魔女になって甦るのよ
あ〜沈んでゆくわ
あ〜非力なりに殺すわ
羽根をもった天使面が
着る服を施したの
霧隠れの闇夜に
不気味な声を聞いたわ
あ〜沈んでゆくわ
遮光の樹海ダンスは
怨念も連れてくるのよ
儀式で毒を飲んだわ
呪力で血が噴き出して
自殺を跳ね返したの
あ〜沈んでゆくわ
あ〜月下後塵掻き毟る
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家計簿が赤点で 追試で取り戻せたらと思ってしまう私は失格ね せっかくの独りだちも学生だちが抜けずにいるのでは 半人前にもならない3分の1前ね やりきれない思いはあなたを遠ざけ 私はヤケ酒 抜けきれない 捨てきれない 割りきれない まるで数学のような別れだった 個の弱者となって周囲を見渡すと とても綺麗な事に気づきました あなたの色が...
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私は 足に 根の ついた 木でしか ない ズルズルと 惰性で 生き長らえれば 希望も ある かも しれない
でも 私は 自分の 意志で 死にたい
最後に 強情 すぎる 私が ずっと 言えなかった 言葉は…
本当は さみしかった
From the
Mai’s ‥‥
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何が悪い?何が邪魔をする?何が二人の仲を裂く?たった二年の間でも永遠だった あれから三年 今でも忘れられない ひきずってひきずって いつまでもあなたをひきずって
私には全人類の命よりあなたの方が重い