詩人:猫耳の女 | [投票][編集] |
故郷の空が懐かしくて友人と共にあった頃を妙に思い出しては膝を抱えて 私は懐かしいあの空の下へと飛んでいきたい 美しい夕焼けは校舎を恋愛色のステージに染めて ふくらみ始めた胸を刺激するように いっぱいの秘密が待ち伏せてたよ カサのない私と フォークダンスの私と体育祭の文化祭のまるで日常のフリをした 実は特別だった私と 見せられない恥ずかしいプールの私と 駅までの道のりの私と無視してるようで そうじゃなかった私と卒業式のあなたと私
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あなたにいちばん似合うのは私なのよ 誰かさんと楽しそうに話している時も 携帯に不自然な名前や怪しいメールを見た時も あなたに関する痕跡なら見逃さないわ あなたにいちばん似合うのは私なのよ 私にいちばん似合うのはあなたなの それでもあなたは裏切り続けるのね あなたへの想いを込めて恨みも込めて‥
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出会い−あなたの事を指し示す 他に何があると言うの? 望むなら今から眠って 一万年後に再び目覚め再会して運命にしてあげるわ 私は不可能の不を食べた あなたは不必要の不を食べて それで幸せになるのよそれ以外ないの あなた以外興味ないの
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君は詩の世界に住んでいて ぼくと仲良く暮らすんだよ 手をつないで川沿いを散歩していると かがやいてキラキラひかる乱反射 まわりは見えない 君しか見えない 幸せな明日しか 見えない
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私は死んだと思って下さい あなたからもらった大切な品々は大事にしまってあるから 笑顔をそのままにしてひとり占めして私は消えようと思った あなたを見ても話し掛けられない呪縛 なぜ嫌いになったのかと問い掛けられぬ禁忌 このままいるくらいなら姿を消して二度と会わない方がいい でもなぜ?私のかわいい姫君よ いまだ立ち直れずにいる私をどう思うのか
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まわりを幸せにして僕は泣いていた 気付かない方が勝つ 僕は放っておけず助けてしまう そして僕には目もくれず行ってしまった 親切でも問題に気付かないなら不親切だよ 上にあがる時に階段の途中で何が起ころうとエレベーターであがる人達には関係ないんだね 君には僕が見えるかい?
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突然死んだと聞かされて思わず聞き返した 遺書は残されてはなくて理由もわからずに顔を思い出した 信じられなかった 身近に起こるとは思わずにいた 疑問だけが宙を舞う なぜ? 今日はエイプリルフールでもないのに
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今度はいつ会える? また明日 会える? 離れたくないの ずっと好きでいてくれる? 毎日 好きと言ってくれる? 大好きなの 不安になるの あなたが見えなくなるだけで 会ってる時間はとても短く感じられて 次の約束をして別れた途端 あなたが人混みにまぎれた瞬間 私は世界イチ不幸になるの 世界中でたったひとりのような気がするの まわりが みんな敵になるのよ おねがいよ
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一歩一歩近づいているという現実味さえあれば 不安になんかならないのに 君の事を思えば何度でもマンションの12階から飛び降りられる 君の後を追えるなら何度でも首をつる事ができる 君は奪っていくだけ 僕は与えるだけ 愛はない 愛じゃない 君は僕を正気でいられなくする ずっとおさえていたものが たったヒトツの衝動に変わる 君しか考えられない 君しか頭にない どうやっても君に辿り着く 僕を見てくれ 僕と話をしてくれ 僕の自由は君に全部つかう 君で始まって君で終わり
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あなたは嘘つきで
キツツキだから
必要じゃなくて
別れは当然の事なのね
でも
空を見上げれば月
餅つきの季節は離れ
落ち着きのない
ケンカばかりの思い出は
消去するわ
でも
空を見上げれば月
くっつきたくて
毎月じゃなくて
毎日会いたかったの
忙しいのは女でしょ?
でも
空を見上げれば月
隠し事にむかつき
付き合いよりも
私を優先してくれたら
安心させてくれたら
でも
空を見上げれば月
おぼろげに霞む月が
濃霧に光る目のように
私を見ていた
夜に悪さできないように
隻眼の月の正義