あなたしか 見えなかった 夏を過ぎ、焼けた肌が 泣く 秋の夜風景に たたずむ恋は 通り雨けど、その思いは、 深い 熱い 重たく、長い私だけ 見て欲しい冬を越え、焦げた胸が 沈む 春の昼そこで 静かに詩を読む 人が、憎く、愛らしい
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