詩人:さみだれ | [投票][編集] |
大人は嘘つきだから嫌いだよ
いじめなんて大嫌い
恋人は浮気をするよ
子供たちはよくない遊びを覚えたよ
煙草のポイ捨てしないでよ
年寄りに優しくしてよ
ものに当たるのはよくない
暴力はもっとよくない
笑いましょうね
みなさんで
アハハハハハハハハハハハハハ
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君が死んでる夢を見たよ
清々しい目覚めだったよ
色とりどりの花
遠く広がる海
山の青さ
君はもう見られないんだね
ふふ、残念
蟻を潰すのが僕の仕事
僕がしなくてもいいことなんだけど
お金がもらえるんだ
楽なもんだよね
明日は給料日だよ
女を買おうと思ってる
最近は安いからいいよ
ははは、楽しい
知らない人が線路の上で寝てる
きっと家がないんだろうな
頭の悪い君は
必死で自分を取り繕ってる
ごくろうさん
みんな楽しんでるようだよ
今日実際に君が死んだ
思わず笑っちゃったよ
デジャブってあるもんだね
それより、どう?
この喪服かっこいいでしょ
昨日買ってきたんだ
ふふふ、いいでしょ
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人は微笑みを覚え
私たちの前にしゃがみこみますが
私たちはといえば
そんな人にすり寄っていますが
噛みつきたいほどの憎しみと
解り合いたいという優しさが
ごちゃごちゃとして
こんな涙目になっているのです
心穏やかに寄り添えば
あなた方は愛と錯覚し
はた迷惑な誤解を起こしますが
ありもしない未来を見ては
隣り合う人を慈しみますが
それは心の不具合が起こした
警鐘にすぎません
美しいものを見てうっとりし
汚らわしいものからは目を背け
豊かなときには優しくなり
何も持たないときには邪悪になります
満たされた心とは
空きがない心
息もできないようでは
幸せとは言えません
悲しみや後悔は
立派に作用しているのです
初々しくありたいものです
年を取らずにいたいものです
暖かい日の中を
初めて歩く日のままに
私が眠る頃に
温かい手を差し出してください
それが人のすべてだと
どうか教えてください
そうすればまたいつか
あなた方と同じ形で生まれても
怖くないから
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詩書くのも疲れてきた
哲学思考もないしね
それにしても月がきれいですね
正直うっとうしい
眩しくて眠れません
明日も仕事だってのに
嫌になるねまったくもう
こんなきれいな月明かりのもと
死んでいく人がいるんだから
可笑しな話だよ
こっちはその月をぶっ壊してやりたいよ
実際壊れたら生きていけなくなるんだけどね
宇宙的にヤバイらしい
今頃どっかの公園で恋人たちが青姦してんだろうな
誰かが殺してくれることを願おう
なんかいい感じに眠たくなってきた
寝よう
おやすみなさい
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誉めなきゃならない理由もないでしょ
誉めて良くなるものなら
あなたはとっくに良くなってるわ
けれどもちっとも良くならないもの
ただ場を占めているだけね
どうすればあなたは良くなるの
変わらずにいたいというほど良いわけではないのに
なぜあなたは変わらないの
あなたの心がわからないわ
あなたってばもしかして
それほど真摯ではないの
気まぐれにそこにいて
良くないくせに気取っているの
あなたはそれが恥ずかしいことだと
嘆いたりはしないのね
人間という感情すら
なくしているとご存じ
良くならないあなたのそれ
もういい加減飽きたわ
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生きることを素晴らしいと感じるために
彼女は死んだ
彼女が死んで
私は生きることを素晴らしいと感じるようになった
死に臆することなく生きた
そして私が死ぬことで誰かが生きることを素晴らしいと感じるなら
私は死ぬときまで生きていようと思う
彼女がそうしたように
私もまた
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見なよ
過去が笑ってる
つまらない人生を仕立てた君を
指さして笑ってる
後悔しています
そう決めつけてしまえよ
君がバカにした明日が
精一杯泳いでくるよ
沈んだり浮いたりしていた君の明日がさ
楽しいねぇ
笑うことしかできないって
君の悩みなんて
世界の終わりに比べればちっちゃなもんだよ
楽しいねぇ
笑うことしか知らないんだ
他にはなんにも持ち合わせちゃいないもんね
人生って楽しいねぇ
アハハハハハハハ
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君たち気づいてない
死んだ魚の目
ギョロりと動いて
焼かれるのを待ってる
君たち気づいてない
昨日の若葉が
風にふわりと揺れ
踏み潰されたこと
僕たちはみんな
ミニチュアの小人さ
神様が覗いてる
景色の目をして
君たち気づいてない
子供たちの声
嘘に彩られ
飾っているのを
君たち気づいてない
空の青さが
心のままに
移りゆくこと
僕たちはみんな
籠の中の鳥さ
神様が覗いてる
部屋の壁の模様
それが瞳さ
覗きこんでる
僕たちはみんな
覗かれている
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続きのない子
ビデオの中で
何度も再生してる
それが好きなんだ
言葉はいつでも
届いちゃくれない
続きはまたね
また今度にしよう
寄り添う彼女
不鮮明な感覚
顔をのぞけば
いなくなるような
言葉はいつでも
届いちゃくれない
いつかはちゃんと
そのときはきっとね
弾けるシャボン
夢は終わりだよ
あとは渇いて
忘れて生きて
言葉はいつでも
届いちゃくれない
次はまだだよ
まだ始まらないよ
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私は月光
月光になります
昼には生きられない
だって太陽は天使に似て
私にはあまりにも遠いのです
手に取るものが星しかないので
私は月光です
触れられるものが星しかないのです!
冷めた心はあなたの眠る間に
私は月光となり
あなたを夜毎救うものです
太陽よ!
この世の楽園を象るなら
私は地獄を見せましょう
私は月光
月光となり
悪魔と共にあろう
私は月光です
星を掬うものです!