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さみだれの部屋  〜 新着順表示 〜


[166] くじらの背中
詩人:さみだれ [投票][編集]

帆を張って
海を渡って
国境も越えて
青空をなぞって
心を捕まえて
逃がしてあげよう
いつか地面を歩くだろうから

嵐がきたって
海を渡って
飛んでった気持ちを
追いかけるように
涙だって
青空に吸い込まれて
小さな不安だって
風に乗って
高らかに歌おう
いつも希望だけは捨てないできたから

ざわめく波を
受けとめて
さりげない風を
受けとめて

2011/07/08 (Fri)

[165] the Harp star
詩人:さみだれ [投票][編集]

星になった
暖かい青に
隣に寄り添って
眠る青に
音は聞こえない
触れもしない
ただ包むように
溶けるように
星になった
冷たい赤に
隣に寄り添って
歩く赤に
どれだけ地球から
離れていったとて
引き合ってる
手を繋いでる
星になった
たくさんの中のひとつに
心があるから
ちゃんとわかる
君の重力も
その輝きも

2011/07/07 (Thu)

[164] 急がなきゃ!
詩人:さみだれ [投票][編集]

お気に入りのチョッキ
似合わないなんて嘘
そんなこと聞いてる暇なんてないんだから
ほっといて!
急がなきゃ遅れるんだ
お茶なんか飲んでる余裕なんてない
ほらまた時間が一秒
進んで戻らなくなった!

革靴が固くて
擦れて痛いけど
そんなこと気にしてちゃ
走れないんだ
間に合えばいいな
間に合うんだ絶対
間に合うために今
急いでるんだから!

ちょっと通してよ
お願いだから
お気に入りのチョッキ
誰が引っ張ったの!

ああ、もうこんなときに!
止まらないでよ!
ああ、もうこんなときに!
早く飛んでって!

2011/07/06 (Wed)

[163] オーバー
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夢を見ていたような
淡い光の靄
目は覚めている?
手は動かないのに
今なら言えるよ
好きだと言えるよ
だけども口が
動かせないんだ
ただの物体
存在するだけ
それを認める
他者がほしいだけ
夢なら覚めていいよ
深い闇の懐
もう眠っている?
応答もないのに
息は続いてる
心は生きてる
だけども君が
見えてないんだ

夢を見ていたような
淡い光の靄
触れた手の行方
深い闇の懐
目は覚めている?
好きだと言える
だけども君が
そこにいないんだ
だから口が
動かせないんだ

2011/07/05 (Tue)

[162] ブラックホール
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日向は遠い
敷居の向こう
誰かが過ぎれば
行けるのかしら
瞼を閉じた記憶
嘘でもいいから
もう一度だけ
星が見たいの
奪った光の数
誰にも知られないように
ポケットの奥へ
仕舞いこんでた
でもまだ足りなくて
誰かが過ぎるのを
指をくわえて
待っているの
日陰は涼しいけど
思い出にはならない
誰の胸にも
輝きはしない
奪った光の数
数えることもやめた
伸ばす手だってもう
疲れてしまったの
足を止めた記憶
嘘でもいいから
もう一度だけ
星が見たいの
眩しくないだけ
優しくなりたいの

2011/07/05 (Tue)

[161] 未タイトル
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楽しいことはあっという間に
嬉しい気持ちを連れ去って
悲しいことは永遠に
さみしい気持ちを伴って
喜ばしい朝の匂いも
いつからか鉛の空気
うだるような暑さの中
風がいつもより近く感じる

楽しいことはあっという間に
悲しいことは永遠に
見えないものはすぐ後ろに
聞こえたものはすぐそばに
いつかの夢は眠らずに
今日のことは忘れずに

嬉しい涙は半分に
さみしい背中はひとつに
楽しいことはあっという間に
溶けて明日に沁みていく

2011/07/04 (Mon)

[160] 心しずかに
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耳障りな音もない
目が乾くこともない
気持ち悪い汗もない
寒さも暑さもない
その夜には光が射して
空気のように漂う心
その頬には光が映って
行き交うものは何もない
ただひとつになったから
この世界はふたりのもの
さみしい気持ちも悲しい思いも
音もなく窓から去っていく
その夜には光が射して
もう光に溶け込んで
その髪には星を散りばめ
きらきらと輝いていた

2011/07/03 (Sun)

[159] 黄昏
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窓を叩く朝焼けを
鳥がなだめる晴れた日も
屋根に落ちた雨粒を
蛙が掬いとる曇り空も
拾うには遠すぎる
思いでの回廊を歩き
また君に出会うことがあっても

何色にもなれる鏡じゃなくていい
どんな色が綺麗かなんて悩まなくていい
僕の心を疑ってもいい
皺だらけになっても笑いかけてくれる
そんな君だからいいんだ

窓にすがる夕焼けを
烏が慰めるノスタルジーも
窓にすがる月影を
太陽が抱く夜のことも
捨てるには近すぎる
よくできた望遠鏡を覗き
また君に出会うことがあるなら


2011/07/02 (Sat)

[158] アイシャドウ
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夜が明ける頃に
おわかれをしよう
喧嘩してても
泣いてても
離れたらきっと
変われるよきっと
機嫌をとることも
好きになってもらおうとすることも
しなくてすむんだろうな

朝がわからなくなる頃に
よろしくの握手だ
心を探るような
見定めるような
そんな手じゃきっと
つまらないよきっと
仲良くなりたいんだよ

見てほしいから
おどけてみせるけど
これは違う
こんなの自分じゃない!
駄々をこねて求めている
涙を流して崩れていく

2011/07/01 (Fri)

[157] パフ
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君が無くした彼は
ひどくやつれたなりをしていた
気づいてなかったの?
幸せという言葉を彼が嫌っていたこと
君が愛した彼は
魂の抜けた人形のようだった
知らないとは言わせないよ
彼のものをすべて奪い取ったのだから
君は彼の目になれる?
なって幸せを見つけられる?
だめだよ
君の心も彼にしなきゃ
怖いだなんて
君は彼を愛していないの?
彼のことを知りたくはないの?

君が忘れた彼は
ひどくやつれたなりをしていた
荒んだ心か空っぽの心か
彼は生きた心地はしなかったのかな?
君はもちろん幸せだろうね
彼を忘れた君は

2011/06/30 (Thu)
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