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さみだれの部屋


[112] 処女の夢
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

光景は時として視界を塞ぎ

やがて訪れる雷雲を

風に撫でられながら知る

行き先を告げず飛び出し

その時開け放した扉を

今さらながら心配する

太陽は海を伝い現れた

誰もがその光景に気付かず

息をしながら眠っていた

しかし今!

朝の静けさに言い知れぬものを悟り

少女は男のそばで目を覚ます

なぜ在るのか

この上ない寂しさを少女が身に纏ったとき

光景は光のもとに移り変わり

優しく太陽が風が少女を撫でるのであった

2011/06/01 (Wed)

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