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さみだれの部屋


[116] 相対性理論
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

太陽が月に微笑む
そんな当たり前のこと
どうしてできないのだろう
そこに飛行機はないのに
カラスも星も見あたらないのに

月が太陽を思う
そんな夢のようなこと
あるはずないだろう
あれはただの衛星で
恒星の光を受けてるだけなんだから

夢に生きた月
現実に生きた太陽
どこか不鮮明な光の中
互いを思いやれたなら
三日月に座り込む魔女も
日を浴びて実る果実も
同じ時間に生きられるのに
何もかも寄り添って生きられるのに

2011/06/03 (Fri)

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