カラスが鳴くから帰らなくちゃ君と別れるのは少しさみしいけど今は手を繋いで歌を歌って帰ろうだから楽しいんだ君がいるときは夕日を見られるほど背が高くないから大人になる頃にまた帰りたいんだ君の家まではずっと遠くてこのまま歩いていよう帰り続けようおいしそうな匂いに負けないように歯をくいしばって泣くのをこらえて君と別れるのは少しさみしいけど今は手を繋いで歩いていられるから僕は嬉しいんだ
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