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さみだれの部屋


[199] 夢喰い
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

彼は彼女に惑わされ

夢に閉じ込められてしまった

窓から見える現実にも

彼は見向きもせずに

今もまだ彼女を愛し待っている

年老いたとて

彼は夢を夢と認めはしないだろう

彼女の膝枕で眠り

今もまだ彼女は彼の頭を撫でている

夢を見ているであろう彼の頭を

現実は光となり部屋に入り込み

眩しさに目覚めた彼を

彼女は二度と待ってはいなかった

2011/08/01 (Mon)

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