詩人:さみだれ | [投票][編集] |
言葉はどこかへ流れ着く
誰かの思いに吸い込まれる
本当の意味を伝えられないまま
あぶくのように弾けて
言葉はこんなにも形を変える
やわらかいときもかたいときも
本当に言いたかったのは
そうやってまた火が水になるように
嘘を繰り返している
言葉は誰のものにもなる
僕のそばを離れたら最後
会えたときにはぼろぼろになって
本当の意味を忘れている
涙はどこへ行くんだろう
胸に落ちるのかな
その胸に誰かの言葉が
どんな姿で寄り添ってくれるのだろう
言葉は行儀よくしてるかな
どうかお元気で
どうか幸せでいてください
今日も葉っぱの舟で旅に出ていく
長い長い旅に出ていく