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さみだれの部屋


[205] 彼女を讃える讃歌
詩人:さみだれ [投票][編集]

ただ静かに寄り添えば
あなたも静かに寄り添ってくださる
楽しくなって笑えば
あなたも楽しそうに笑ってくださる
僕がすっかり落ち込んだ日には
あなたは背中を合わせてくださる
僕が怒って怒鳴りつけると
あなたは雷鳴のごとく僕を叱る
僕が生きたいと言えば
あなたは一緒に生きてくださるだろうか
ああ!それだけのことが僕の心にざわめく

あなたが眠れないとおっしゃるなら
僕はあなたが眠るまで起きている
あなたが幸せでないとおっしゃるなら
僕はあなたのために幸せをかき集めるだろう
あなたが生きていることが嬉しい
そんな僕に慕いよってくださるあなたは笑い

なら私はずっと生きるわ
ずっと生きて愛するの

こんな彼女がほしいものだ





ヴェルレーヌ「心しずかに」に模して

2011/08/04 (Thu)

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