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さみだれの部屋


[219] 晴天に伏す
詩人:さみだれ [投票][編集]

助けてほしい
万が一、私が自身の重力に耐えられず
迷惑をかけるようなことがあったなら
助けてほしい

気持ちが沈んだまま
夜を明かすようなことがあったなら
躊躇いがちでもいい
手をとって

味気ない世迷い言に絶望し
自らを溺れさせるようなことがあったなら
その爪で私を切り裂き
その脳で私を罵り
殺してほしい

目の前の事象を信じられなくなる前に
なんでもいい
何かひとつ確かなものがほしい
気づかないようなものなら
気づかせてほしい

晴天に伏す
その心の異様なまでに忠実なこと
私は光すら拒むか

2011/08/11 (Thu)

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