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さみだれの部屋


[222] 銀星の小曲
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

止まらないで回り続ける
いつかの彗星になりたいな
動かないで見守ってる
どこかの恒星になりたいな
ゆらゆらゆれる夜空
手を伸ばしても捕まらない
なりたいものはたくさんあるのに
なれるのはたったひとつだけ

さよならをして遠ざかる
いつかの人工衛星も
よろしくの握手が永遠に
どこかで仲良し連星も
ゆらゆらゆれる夜空の中
ふらり立ち寄った銀河で
すすり泣く声が聞こえた
窓のない部屋の奥

2011/08/15 (Mon)

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