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さみだれの部屋


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詩人:さみだれ [投票][編集]

少しずつ離れていく
引力がなくなっている
寄り添うことはできなくなる
手のひらに乗るほど小さくなって

手って
こんなにも脆いものなんだ
ずっとは繋いでいられないんだ

光が届いているうちに
声が聞こえているうちに
支えあっているうちに
楽しい時間が過ぎればいいのに

背中に隠したもの
庭に植えたもの
守りたいと思ったもの
そのすべてがずっとあることを
人知れず祈っている

2011/09/17 (Sat)

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