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さみだれの部屋


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詩人:さみだれ [投票][編集]

ぼろ雑巾のような毛
目は白く濁った
歩くのも面倒で
小屋の中に引きこもっている
たまに言うことを聞けば
ごちそうにありつける
でも撫でられるのは気持ち悪い
噛みつけば叩かれるから
我慢している

逃げないように鎖をしているけど
逃げたあとの生き方がわからないから
逃げようなんて考えちゃいない

俺はもう諦めてる
爪を研ぐことも
手の汚れを落とすことも
ただそこにいて
たまに名前を呼ばれて
悪いことは聞かないようにすれば
生きていけるんだから

2011/09/18 (Sun)

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