夕暮れの子供たちは楽しそうにバイバイする風がどこからともなく子供たちの足を速くさせる息を切らせながら走る姿に草花は嬉しそうに揺れる明日は何して遊ぼうかななんでもいいやなんでも恋慕う情も怒りも恥ずかしさも悲しみも川の向こうに広がるセンチメンタルもすべて思い出にして生きていくのだろうその毎日が幸せでないとしてもその思い出が幸せに繋がるのだとそうやって生きていけたら幸せなのかもしれないとならばそうあってほしいと願う
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