ホーム > 詩人の部屋 > さみだれの部屋 > 願い

さみだれの部屋


[28] 願い
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

夕暮れの子供たちは
楽しそうにバイバイする
風がどこからともなく
子供たちの足を速くさせる
息を切らせながら
走る姿に
草花は嬉しそうに揺れる
明日は何して遊ぼうかな
なんでもいいや
なんでも

恋慕う情も
怒りも恥ずかしさも
悲しみも
川の向こうに広がるセンチメンタルも
すべて思い出にして
生きていくのだろう
その毎日が
幸せでないとしても
その思い出が
幸せに繋がるのだと
そうやって生きていけたら
幸せなのかもしれないと
ならばそうあってほしいと
願う

2011/04/14 (Thu)

前頁] [さみだれの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -