生きた詩を書けないどことなく死んでいるからあらゆることが残酷に思えて一色になってまたそのうち光りだすだろうそう思っていたそれは間違いだった死んでしまっては生きられないもう詩は過労で倒れた二度と覚めることのない夢見られますようにただ息だけは止まない心臓の音もそのたびに懐かしく思う生きていた日のこと詩は体を置いて魂を飛ばしたそしていよいよ見えなくなるそう、詩は死んだ
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