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さみだれの部屋


[325] ノクターン
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

心臓の音

ぶち抜いた壁

伝言はひとつ

「笑っておくれ」

変わらない色

変わっていく人

意味を与えたように

存在をおくれ

単純な気持ち

好きだ、という

見えない光

どこで輝いているの

もう一度

音を消す

触れた指が

冷えていくとき

名前を呼んで

好きだ、と言って

笑ってほしい

声にはしないけど

心臓の音

届けたよ

覆った空が

泣いているよ


2011/10/25 (Tue)

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