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さみだれの部屋


[363] 夕暮れ、山あいの町にて
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

普段見慣れたあの店も
イルミネーションで着太りしている
相変わらず風邪を引いたように
くたびれた僕がいる
詩の世界に迷い込んだのか
現実にいるのかわからない
遠くで消え入る落日を
美しいと思える心
手の冷たさ
行き交う車の音や人の声
確かなのは
今この時を信じられないでいること
それだけだ

2011/12/21 (Wed)

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