その世界には何人かの友達がいた好きだと思った子に話しかけることもできた街を歩いたグループで歩いていた楽しそうに"どこに行こうか"なんてその世界に"俺"はひとりじゃなかったとてもいい気分だったずっといたいと思った目が覚めると俺はひとりだった仕事に行かなくちゃいけないそうだ、仕事に行って帰ってご飯を食べて風呂に入ってテレビを見てああそうだこの世界には友達がいない好きだと思った子に話しかけることもできないさみしい、と心から思った
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