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さみだれの部屋


[413] 夜明け
詩人:さみだれ [投票][編集]

その世界には何人かの友達がいた
好きだと思った子に話しかけることもできた
街を歩いた
グループで歩いていた
楽しそうに"どこに行こうか"なんて
その世界に"俺"はひとりじゃなかった
とてもいい気分だった
ずっといたいと思った

目が覚めると俺はひとりだった
仕事に行かなくちゃいけない
そうだ、仕事に行って
帰ってご飯を食べて
風呂に入ってテレビを見て
ああそうだこの世界には友達がいない
好きだと思った子に話しかけることもできない
さみしい、と心から思った


2012/03/07 (Wed)

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