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さみだれの部屋


[435] フラスコの中の言葉たち
詩人:さみだれ [投票][編集]

詩は鳥のように
電線の上で鳴いている
かと思えば海のように
深い愛情を浜辺へ
行き交う人には
景色でしかないそれも
私たちには大切な言葉だ
ときに詩は心を解せず
へそを曲げて去ってしまうだろう
ときに詩は土くれと化し
神様のおもちゃにされてしまうだろう
それでも人は
いばらの先を求め
私たちは心躍る日々を夢見て

詩は誰かの中に
止まり木を見つけたようだ
そして詩はさらっていったよ
私たちにはそれがわかるだろう

2012/03/26 (Mon)

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