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さみだれの部屋


[465] 不明瞭かつ確かなものを
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

愛しているからこそ
胸が裂けるほどの寂しさを覚えるのでしょう
大切だからこそ
なくなったときの悲しみは
悲しみと呼ぶには優しすぎるのでしょう
必要だからこそ
絶えずその目に映したいと思うのでしょう
恋というものは過程に過ぎないのです
完成しようと一人努力するものです
愛というものは霞んではならないものです
見失ってからではもう遅いものです

信じているからこそ
肌に感じるほどあなたが近いのでしょう


2012/04/24 (Tue)

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