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さみだれの部屋


[499] 目覚め
詩人:さみだれ [投票][編集]

ジャーヘッドは凱旋し
子供たちはバッジをまじまじと見つめ
君たちはテレビの中に
戦争の終わりを見た

ギター片手に酔いつぶれ
ろくに歌えない愛の詩を書く
表現のない詩と
感情のない音と
君たちはそんなもので
世界は素晴らしいと言う

彼女が鏡を磨くのはなぜ?
きれいな自分を見たいんじゃない
自分とともに何があるかを見たいんだ

神様は野良犬のようだったよ
居場所を与えてもらう相手がいないのさ
君たちは雲の向こうに
楽園があると信じたいだけ
それはとても平和とは言えない
それは愛と呼ぶには残酷だ
君たちは目を開けたふりをして
本当は眠っているんだ


2012/06/05 (Tue)

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