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さみだれの部屋


[585] ぽつんと
詩人:さみだれ [投票][編集]

馳せる気持ちはよそに
砂浜に腰を下ろし
海を眺める君こそ
孤独であると言えよう

瓶の中の手紙を読み
人知れず夢を見る
刹那の千を思う君こそ
孤独であると言えよう

世界の果てなどない
そう信じていてなお
沈む日に終わりを見る君こそ
孤独であると言えよう

君は賢くもあり
愚かでもある
息苦しい夜なら
窓を開けて
その目に写るものに
躊躇いなく美しいと感じたなら
君は孤独であると言えよう
君と同じ人がいても
それは変わらない

2012/09/19 (Wed)

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