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さみだれの部屋


[593] 最底
詩人:さみだれ [投票][編集]

閑静な住宅街
化け物は神様を気取り
滑り台のてっぺん
屋根の上
いちょうの木
手を伸ばし
空に深い深い穴を掘って
それは財布に空いた穴
それは心の溝
それは星〃の隙間

ハァ…

化け物は神様を気取り
孤独を装った

バカバカシイ

不明瞭な光に弱く
何にもない闇に溶けた
深い深い穴を掘って
底に耳をあてて
胎動を感じ
躍動を羨み
希望に身を預けた

ハァ…







モウ ソラガ アンナニ トオクニ




2012/10/14 (Sun)

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