私は青い電波の細い細い橋をよたよたと歩く君は橙の風に髪をなびかせ東の方を見ている延々続く夢の終わりにどうか幸せなピリオドを、世界が私や君を蔑ろにして変わらず回り続けるなら私は世界をないものとして生きようと思う君はそのとき私を見限るだろうか、やがて蔦の絡んだ白い手紙が君の枕元にいつの間にか存在するだろうそれはもう終わりだよってそう詠われた詩、なんてことない私と君の夢です。
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