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さみだれの部屋


[618] 夕暮れ歩き
詩人:さみだれ [投票][編集]

私は
青い電波の
細い細い橋を
よたよたと歩く
君は
橙の風に
髪をなびかせ
東の方を見ている
延々続く
夢の終わりに
どうか幸せな
ピリオドを


世界が
私や
君を
蔑ろにして
変わらず
回り続けるなら
私は
世界を
ないものとして
生きようと思う
君は
そのとき
私を見限るだろうか


やがて
蔦の絡んだ
白い手紙が
君の枕元に
いつの間にか
存在するだろう
それは
もう終わりだよって
そう詠われた



なんてことない
私と君の
夢です

2012/12/10 (Mon)

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