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さみだれの部屋


[649] リーフ
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

瑞々しい木の葉の子

頬に未熟な接吻

音沙汰のない世界の境界

歩いていけたならいいのにね

母の胸に抱かれ

父の手をせがんだ

きみの尊さは生まれてすぐに

きみの高みは歩き出す頃に

心などと言うものは際限ないものだ

より深く知りなさい

見たままに愛さず

きみが信じたものを愛しなさい

梢に止まる鳥たちが

色んな話を聞かせてくれよう

冬の木枯らしへの準備だから

真摯に耳を傾けなさい

太陽がいついかなる時も

見守っていることを忘れずに

きみは長い長い旅を

安心して歩みなさい

世界の境界が賑やかになったら

迷わず歩いていくの

きみは強い子なんだから

誇りを持って生きなさい

2013/01/28 (Mon)

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