これは君に会うまでの道だ傍らに首を垂らして咲く季節の花を愛らしく思うこれは君に会うまでの時間だ忘れた名が風に吹かれ海の方へ消えたこれこそが君に会うまでの不安だ天地に谺する私たちの魂のその澄んだ明るい声をこれが君に贈る詩だ!星の不安定な輝き座り込む泡の残渣静謐な心の中に歓喜の音を響かせる広く世に君の耳に
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