詩人:さみだれ | [投票][編集] |
軽やかな羽毛の枕さ
捕まえられないくらい
指先を撫でるだけ
お堅い石の枕で
いい夢なんて見れるもんか
柔らかく包んでくれよ
うんと高く飛んでくれよ
地球にしがみついて生きてる
”ここじゃなきゃ生きていけない!”
そんな気持ちはチェストに仕舞って
宇宙の片隅でひとりきり
”こんなところでも生きてやる!”
そんな気持ちは羽毛の枕がさらったよ
夢でも見なきゃやってられない
今夜だって見てやるぜ
ロボットに乗った僕も
泣きじゃくる僕だって
目が覚めればもう見つからない
全部羽毛の枕がどっか連れ去ったんだ
柔らかく包み込んで