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さみだれの部屋


[759] 無題
詩人:さみだれ [投票][編集]

パンを一口かじるだけが
あの子には永遠にも思える幸福で
世界の終わりがちらちらと
その背の向こうで顔を覗かせ
相対性理論を小バカにしたように
嘲笑うのです

私があなたを思うとき
星は木から木へと飛び回り
一番高い杉の天骨で
落っこちてしまうのです

明日友達に会うことが
あの子には一生分の幸福で
物語の終わりがもう
その次のページで待っていて
相対性理論は優しすぎたから
永遠にも思えるのです

2014/01/11 (Sat)

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