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さみだれの部屋


[765] 終日のノクターン
詩人:さみだれ [投票][編集]

いのちの頬を
伝う琴線が
いつまでもあなたを奏でている
息をするように
咲いた花をごらん
いつからかあなたを待っているようだ
それはこの世界の
あなたへの愛情
空が続いているのは
あなたが帰ってくると信じたから

夜の背中を
さする風が
いつでもあなたを優しくさせる
眠るように
潜ったクジラをごらん
いつかまたあなたに会えると信じているよ
それはこの世界の
精一杯の愛情
空が繋いでくれたから
あなたはどこへ行っても
きっと迷わない

2014/01/24 (Fri)

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